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    写真は一瞬を切り取るものだが、シャッタースピードの 時間を一枚の絵に詰め込んでいるとも言える。 例えば、杉本博司さんの「劇場」はもちろん、「海景」 や「ジオラマ」でも強く時間が感じられる。これらの作 品は、フィル…

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数に限りがありますが、 お好きな一枚をお持ち帰りください 2019/04 @IIAギャラリー 写真の基本、絵葉書を題材にバルセロナで撮影した写真を9枚づつパネルに貼り、それぞれに絵葉書として印刷した同じ作品を重ねて展示し…

smalltalks(2017/10)

smalltalks(2017/10)

smalltalks(2017/10) small talksは、オフィスビルをモチーフに、現代社会で生きる不確かさと、現代社会の象徴ともいえるオフィスビルに垣間見る穏やかさを対比する ことで、人間と文明のかかわりを表し…

桜の木の下で(2017/07)

桜の木の下で(2017/07)

桜の木の下で(習作展 2017/07) 駅に向かう途中に、古い桜の木がある。春になると、桜の花を心待ちにして通り過ぎるが、桜の季節は短く、花が散ると桜のことは忘れてしまう。季節が変わり桜は散っても、かわらず人々が通り過ぎ…

smalltalks(2016/09)

smalltalks(2016/09)

smalltalks(Bright Photo Exhibition Final, 2016/09)Smalltalkは1970年代に開発されたコンピュータ言語で、独立したオブジェクトが、相互にメッセージを交換することで…

日常(2016/04)

日常(2016/04)

日常(日本写真学院・開校5周年記念公募展, 2016/04)平日の朝に通り抜ける中庭晴れた日にはいつも、朝日が差し込んでいる 日差しは、時刻とともに移動し季節とともに変化する 足元を照らす朝日に特別な一日を感じながらいつ…

祝杯(2016/03)

祝杯(2016/03)

祝杯(Monochrome, 2016/03)ガラスの盃で祝杯をあげた 盃の影に酒の滴がコントラストをつくり刻々と変化する様子が時を感じさせた 盃は、今を、影は、今に至る時間を誘起した 暫し、盃を動かし、自分の好きな影を…

Persona(2015/12)

Persona(2015/12)

Persona(『BRIGHT PHOTO AWARDS 2015, 2015/12) どんな表情をしていても、横顔であっても、時には後ろ姿であっても、不思議なこ とにその人であることがわかります。これは私たちが、無意識…

歩道橋:都市の鼓動(2015/09)

歩道橋:都市の鼓動(2015/09)

歩道橋:都市の鼓動(Architecture 2015/09) ある日、歩道橋の樹脂に映る太陽を見つけた。歩道橋に輝く光は、都市の鼓動を映すように見えた。都市は、人と、構造物と、交通でできている。 地方都市に生まれた僕に…

約束の旅(2015/08)

約束の旅(2015/08)

約束の旅(Traveler 2015/08) やっと20年前の約束をはたすことができた。 義兄は出合ったときから腎臓病で、ずっと人工透析を続けている。何度も危ないことがあったが、何度目 かの危篤となった時に、不意に旅行く…

Differentiation(2015/04)

Differentiation(2015/04)

Differentiation(ユクカワノナガレ, 2015/04) Differentiation は微分法という意味で、区別、差別化、分化などの意味も持ちます。儚く消えるスペクトラムを舞台に、通り過ぎる人たちや状況と…

Smalltalks (2015/02)

Smalltalks (2015/02)

Smalltalks (Heart Art in TOKYO, 2015/02) Smalltalkは1970年代に開発されたコンピュータ 言語で、独立したオブジェクトが、相互にメッセー ジを交換することで動作します。従…

たのしすぎて(2014/07)

たのしすぎて(2014/07)

たのしすぎて(大人の遠足 2014/07) 撮影の途中、昼食のためにレストランに入ると、窓越しにカラフルなリュックを背負った子供たちがみえた。遠足に来たようで、先生に引率をされている。 食事を終えて、もう一度、窓に目を向…

SPECTRM (2014/04)

SPECTRM (2014/04)

SPECTRM (日本写真学院3周年記念写真展 2014/04) あるとき、真昼の強い日差しに、淡い虹をみつけた。いつも歩いている場所なのに、気づくことがなかった。 たくさんの人が虹の上を通り過ぎるが、虹は誰の目にも入っ…